和水町文化祭での秀島由己男回顧展について(11月13日・14日実施)
秀島由己男氏は、日本を代表する版画家の浜田知明氏(御船町出身)に師事して銅版画作家となり、数々の賞を受賞し、日本各地で展示会を行いました。平成10年には、生涯親しい仲であった石牟礼道子氏からの依頼により、新聞掲載小説『春の城』の挿絵を担当しました。
秀島氏は水俣市出身ですが、晩年を含む約25年間を和水町で暮らし、制作活動を行いました。平成30年10月にご逝去された後、和水町では氏が所持していた膨大な作品とコレクションを保護し、それらの詳細な調査を行っています。
このたび、11月13日、14日に開催した和水町文化祭の中で、秀島由己男回顧展として、貴重な版画の原版を含む作品の一部を展示しました。
作品を適切に保存しながら、来年度以降も期間限定の展示を行っていきます。