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【新型コロナワクチン接種】小児(5~11歳)接種・地域医療からの提言

 

新型コロナワクチン小児(5~11歳)接種・地域医療からの提言

くまもと県北病院の小児科部長 宮城俊彦先生に新型コロナワクチン接種について、寄稿していただきました。
くまもと県北病院小児科は、小児科疾患全般に4人の小児科医オンコール体制による24時間小児救急医療に対応しています。

 

「流行拡大するコロナ感染症には、やはりワクチンでの予防が大切です。」 くまもと県北病院 小児科部長 宮城俊彦

 

新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、多くの患者様が当院を受診されました。

入院となった患者様もいますし、残念ながら亡くなられた患者様もいました。

さて、6月20日現在玉名市の小児ワクチン接種率は12.4%、全国でも14.63%でした。

小児の接種率が低いのは、高齢者ほど重症化がみられないということ、また接種が開始されたばかりで安全性に不安が あるものと思われます。



軽症が多い子どもになぜワクチンを接種しなければならないのかという意見はあります。

確かに当初は非常に少なかった小児患者ですが、デルタ株・オミクロン株と新しい変異株の出現とともに子どもの割合が増えてきました。

当院でも小児コロナ患者の入院はこれまで計53人です。

中には年長児の痙攣発作、嘔吐・脱水、また 乳児の感染という症例もありました。

重症化率の低い病気でも流行が大規模になればより多くの重症者が発生します。

流行拡大する感染症に対してはやはりワクチンでの予防が大切になってくるのです。



つい最近では子どもの感染によって、その子どもは軽症でも、祖父が家族内感染にて発症、重症化して入院となった例もありました。

その家族は、必然的に濃厚接触者となり隔離措置が取られます。

患児の世話は他の兄弟とは別々にしなければならず、お仕事をされている家族は当然休むことになります。

休園や休校による子どもの発達成長面での影響もありますが、同時に家族も社会生活の制限を余儀なくされるのです。

まだまだ熊本県内は収束したとは言えない状況です。

今後も新たな変異株が出現するかもしれません。

今一度厚生労働省などの「小児コロナワクチン接種の説明書」をよく読み、必要であればかかりつけの先生とも相談した上で、お子さんの接種をご検討ください。



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