和水町では、令和4年度から特別養護老人ホームきくすい荘施設整備事業及び公設民営化事業を推進しています。
その中で、令和8年度において、きくすい荘施設整備事業の改築工事の竣工及び新施設の供用開始に合わせた指定管理者制度の導入を計画しています。
つきましては、その計画に基づき、和水町特別養護老人ホームきくすい荘の経営戦略及び投資・財政計画について、次のとおり更新しましたので、公開します。
今後とも、入居者のために、かつ、町高齢者福祉の向上のために、ハード・ソフト・システムの三位一体のサービスの質の向上の取組について推進してまいりたいと存じますので、よろしくお願いします。
令和6年12月27日
【参考 令和5年3月以降の経緯等の説明】
- きくすい荘施設整備事業につきまして、これまでの推進状況を振り返りますと、まず、令和5年3月議会において、地質調査、造成測量設計、建築実施設計のための予算117,000千円について、附帯決議付きの議決がありました。
- 町では、その議決を受け、議会からの附帯決議事項に適切に応えるべく、町内各種団体(町民延べ約500人)との直接対話や民間事業者(延べ23社)との意見交換会を開催し、町民ニーズや民間の参加意欲等を把握しながら広く事業への理解を得るとともに、PFI方式での特別養護老人ホームの建設運営は難しいと判断、それらの取組状況の説明を議会に対して行い、令和5年7月12日の全員協議会において承認を得て、これまで、段階的かつ着実に、設計等の予算執行を行ってまいりました。
また、令和6年3月議会では、建築実施設計70,000千円の繰越明許費の予算と、敷地造成工事費180,000千円の歳出予算を議決いただき、各予算の適正な執行に努め、敷地造成工事は、令和7年2月21日の竣工に向けて、現在計画どおりに進捗中であるとともに、建築実施設計は、令和6年11月末に成果品である設計図書を完成させたところです。
このような状況を踏まえ、今回、この建築実施設計を基に、きくすい荘施設整備事業の改築工事等の債務負担行為の予算を令和6年12月議会に上程し、議決を得ました。
資材高騰や労務費上昇の影響は大きく、今後もその影響が収まる気配はありませんが、きくすい荘施設整備事業は、1日も早く、施設設備の著しい老朽化と耐震性能の大幅な不足を解消し、入居者の安心安全な生活環境を整え、高齢者福祉の向上やきくすい荘の存在価値・必要性に対する町民のニーズに的確に応えていくための町の一大事業であると考えております。
今後とも町民の皆様の御理解と御協力をよろしくお願いします。
【参考 令和5年3月議会における附帯決議事項】
1 民間資本や能力を活用したPPP及びPFI事業について検討し、その可否と理由説明を議会に対して行うこと。
2 町民に対して建設の経緯や経営状況及び今後の予定等の説明を町広報紙やホームページだけでなく、町民との直接対話を実施すること。
3 上述の1及び2の要求が達せられるまでは、当該事業経費の執行は留保すること。
【参考 これまでの公表経緯】
当初経営戦略等の策定公表 R4.3.28
- 経営戦略等の修正後の公表 R5.8.3
- 議会全員協議会への報告 R5.8.17
- 病院特養運営審議会における審議承認 R5.8.22
- 経営戦略等の修正後の公表 R5.8.24
- 経営戦略等の修正後の公表 R6.3.28
- 経営戦略等の修正後の公表 R6.12.16