ハイイロゴケグモは、オーストラリア又は熱帯地方原産のクモで、メスの体長は1センチ程度あり、毒を保有していますが、オスはメスの半分以下の大きさで、毒は保有していません。毒を保有しているメスにかまれた場合、痛みや発熱が数時間から数日にわたって続き、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠が数週間続くことがあります。
ハイイロゴケグモの体は、腹部が球のように丸く、体色は茶色・灰色・黒色とかなり個体差がありますが、腹部の背面に縁取りのある赤褐色の斑紋、腹面に赤色の斑紋があることが大きな特徴です。
生息域
日当りの良く暖かい場所や側溝・溜め桝・壁の割れ目等の隙間・自販機の下等を好みます。また、室内に侵入してくる場合もあります。
※ハイイロゴケグモは、特定外来生物に指定されており、令和4年9月に熊本市内において、県内初のハイイロゴケグモが確認されたところです が、令和5年8月8日に熊本県営八代運動公園内にて、成虫5匹、卵のう50個程度が確認されました。
生息が確認された施設においては、生息調査や駆除等の対応が実施されています。しかし、自動車やコンテナ等に付着し、他地域への生息拡大する可能性が懸念されています。
注意点
・側溝の掃除や園芸などをする際には、ハイイロゴケグモにかまれないよう、軍手や手袋を着用して作業を行ってください。
・ハイイロゴケグモにかまれた場合、患部を水や石鹸水で洗い流した後に、医療機関にご相談ください。医療機関を受診される際に、クモの種
類がわかるように、可能であればかんだクモを殺したものを持参してください。
・もし、ハイイロゴケグモを発見された場合には、素手で捕獲したり、触らないようにしてください。駆除を行う際には、殺虫剤の使用や靴で踏
むつぶす等の処理をお願いします。
今後、ハイイロゴケグモを発見された場合には、下記連絡先にご連絡お願いいたします。
県北広域本部林務課 ☎0968-25-2347
和水町役場三加和支所 農林振興課 ☎0968-34-3111